死せる詩人の会

下劣な日常を書き殴るだけ

『いまを生きる』

映画『いまを生きる』を観た。

いまを生きる [Blu-ray]

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 原題は『Dead Poets Society』といって訳すと『死せる詩人の会』となる。

以前僕は高校生くらいの頃にこの映画をNHKで観た。

それ以来この「死せる詩人の会」という単語は僕のお気に入りになってしまった。

なんかカッコイイし中二っぽいネーミングセンスだからだと思う。

映画の内容は…

とにかく青春!!!これぞ青春!!!!絵に描いたような青春!!!!!!!

親や学校なんてクソ喰らえ!自由に生きてやるんだ!!!!!!!!!

という感じである。

以下あらすじ

舞台は全寮制の超エリート高校。

校則もメチャクチャ厳しくて抑圧された生活を送る学生達。

そこにこの学校の卒業生でもある教師キーティングが新任としてやってくる。

これが映画やドラマに出てくる典型の型破りな教師なのだ。

「くだらない内容の書かれた教科書なんて破り捨てろ!」とか言ったりする。

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学生達も初めは戸惑うものの、キーティングから詩の素晴らしさとか、生き方的なことを教えてもらううちに感化されていくのである。

学生達はキーティングが在学時代に結成していたサークル「死せる詩人の会」を復活させる。

学生達は夜中にこっそり寮から抜け出し、敷地の外れにある洞穴の中に行き詩を読んだり恋の話をしたりする。

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こうして過ごすうちに皆親や学校に縛られない自由な生き方を求めるようになる。

これがきっかけになり学生達のうち一人が、親に反発して将来演劇の道に進もうとする。

しかし彼の両親は許すはずもなく、彼の夢は叶わないものとなってしまい自殺してしまう。

この事件が学校で大問題となり、学生達を扇動したとしてキーティングは学校を追われてしまう。

キーティングが学校を追い出される朝、死せる詩人の会メンバー達はあなたから教わったことに間違いはなかったと感謝するといったあらすじである。

僕個人としてはキーティングのことはそんなに好きじゃない。

何かいかにも破天荒教師の典型って感じが嫌だ。

それに感化されて自由にいまを生きようとする学生達の方が好きだ。

洞窟で好き放題遊んで、抑圧された生活なんてクソ喰らえ。

この学生達のザ・リア充なとこが僕は好きだ。というか羨ましい。俺もこんな高校生活送りたかった…

ラストにキーティングを見送る場面がある。

学生達は授業中であるにも関わらず、机の上に立ちキーティングへ感謝を示す。

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このとき、死せる詩人の会のメンバー全員は起立していない。

自殺事件が起きてもう面倒事には巻き込まれたくないと思った学生は起立しなかったのだ。

キーティングの教えとしては、それもまたその人の生き方ということなのだと思う。

憧れる青春の過ごし方がつまった映画。

すごくオススメ。