死せる詩人の会

下劣な日常を書き殴るだけ

『華麗なるギャツビー』

無性に6月末辺りに観た『華麗なるギャツビー』の話がしたくなったので、書こうと思う。

配役がとてもカッチリはまっていて良かったと思った。

ただし「物語前半にあるやり過ぎとも思える、ゴージャスな演出が役者の感情を駄目にしてしまっている。」という批評家の感想にはとても共感した。

確かに前半部分のギャツビー邸での豪華絢爛なパーティーは多少やり過ぎ感はあったかなと思う。

でもあのシーンでのデカプリオ演じるジェイ・ギャツビーの表情は最高だったな。 

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やっぱりイケメンはいいな…笑顔がまぶしい…

語り手のニックがパーティーで一人寂しく酒を飲んだくれたり、トムと好き放題やるシーンも個人的結気に入っている。 

でも僕が最も良く出来てると思ったシーンは、ギャツビーがデイジーと久しぶりの再会を果たす場面だ。

デイジーのために大量の花やお菓子を用意してそわそわ落ち着かないギャツビー。

一回はやっぱり彼女と会うのは止めだと逃げ出したときの表情や、やっとの思いで久しぶりの再会の挨拶をしたときの表情が本当に上手かったと思う。

僕が小説で読んだときに想像していた表情と同じだった。

その表情をしたギャツビーの画像が見つけられなかったのが残念。

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デイジー役のキャリーマリガンも綺麗だったな。

ショートヘアーだったことを除いて、自分の想像していたデイジー像にピッタリだったな。

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あと小説で読んだときと同じくトムのことが本当に嫌いになった。

架空の人物のことをここまで嫌いになるか?ってくらい嫌いになったね。

最終的にはデイジーも嫌いになるけどね。

結局、デイジーは思わせぶりな行動ばっかりしておきながら、自分の体裁を保つために最後の一歩が踏み出せない女なんだよな。

そこが何か許せないんだよね。

映画公開記念で発売されてたモエ・エ・シャンドン(おまけ付き)も買ってしまいました。

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おまけは信じられないくらい安っぽかったな。シャンパンはまだ飲んでません。

就職したときのお祝い用だからね。